忘れちゃいけない日

浮世離れ

2016年03月11日 21:10


東日本大震災から5年が経った。

僕の日常はあたり前のように存在しているのに、

日常が奪われたままの人々がいて、

震災という異常が日常となりつつある現実が

東北にはまだあるのだろう。

僕に何ができるのか。

僕は何をすべきなのか。

僕は何を想うべきなのか。

5年前にも考えたことを、今日も考える。

それでも、僕は僕の日常を生きるしかないとなると、

僕の日常は何て残酷なのだろうとさえ感じてしまうのである。


1月17日、目が覚めた時に浮かんだメロディがあった。

僕はそのメロディに歌詞を寄り添わせて曲を作ったのである。

その日は、阪神・淡路大震災が起こった日である。

その1月17日に浮かんだメロディに、

東北で震災にあった人々を想いながら歌詞をつけたのである。



 〜生きる〜

 忘れちゃいけない 大事な日があって

 その日をさかいに 全てが変わったんだ

 どれだけの涙が流れたのか

 あの日を生きた人なら知ってる


 だからこそ今日も生きるんだ


 人は誰も 悲しみ抱え

 どうしようもなく苦しい日々も

 春を信じて歩く

 明日も生きる事が もしもできるのなら

 どんなささいな幸せでも 喜びに変えていこう

 この願いよ 明日への希望となれ



 忘れちゃいけない 大事な人がいて

 その人がいたから 今があるんだ

 どれだけの月日が流れても

 寄り添い続けた人なら知ってる


 だからこそ今日も生きるんだ


 人は誰も悲しみ越え

 かけがえのない尊い日々を

 命の限り歩く

 明日も生きる事が もしもできるのなら

 どんなかすかな喜びでも 幸せに変えよう

 この誓いよ 明日への希望となれ

 この誓いよ 明日への希望となれ